2025/10/18 16:22
先にも書いた通り、9月後半はSCAJという大きなイベントがあり、SCAJ週間と銘打ち、開催日を目前にした週末や祝日などに、首都圏近郊ではいくつかイベントを催しているところもありました。
燦月ノ海が現在、利用させていただいているシェアロースターここからはじまる、珈琲さまでも、台湾豆のカッピング会を企画してくれました。※カッピングとは簡単に言うと、コーヒーのテイスティング。

台湾と聞くと、お茶をイメージする方が大半ではないでしょうか?台湾でもコーヒーは作られていて、近年、スペシャルティコーヒーとして品質の高さが評価され注目を浴びています。お茶の生産が有名ですが、そのお茶の発酵技術を応用させたコーヒー豆の精製も行われているようです。コーヒー豆の流通自体は国内ではあまり見かけず、高価なこともあり、私自身、数年前から関心を持っていたものの飲む機会がほとんどありませんでした。
カッピングする豆は全部で5種類
一つずつ、産地や精製方法、産地の標高などの情報を見ながら味を見ていくのですが、どれも台湾のお茶を彷彿とさせるような味わいが印象的でした。日本でいうと高尾山よりも標高の低いところでも珈琲を栽培している豆もありました。
冷めるにつれての味の変化も面白く、最初は、バーベキュソースの香りがしていた豆が最終的にはフルーツと中国茶のような味わいに変化していく豆や、これぞ台湾とも言うべきか、ティーライクという表現がまさにはまるような豆まで様々でした。
この日参加された方々との感想の共有もとても興味深く、最後に、どのコーヒーが一番好きかというのを、それぞれ決めていったのですが、自分も含め、みな好みがばらばらというのも面白かったです。
私自身、カッピングはオンラインイベントや昨年のSCAJで多少やったり見聞きはしていて、ロースターとして、その重要性はわかっているつもりではいましたが、フレンチプレスで済ませることがほとんどでした。今回、複数の方と共にカッピングし、感想をシェアすることがとても勉強になり、同時にとても楽しく、その後のSCAJに繋がるとても有意義な時間になりました。改めて、企画していただいたここからはじまる珈琲のショウタさん、当日参加された皆様、ありがとうございました。

今回の台湾コーヒーのサンプル焙煎を行ったのは台湾珈琲企画さんですが、もちろんSCAJでも出展しており、大盛況でした。大盛況で、あまり話を聞くことができず残念でしたが、お茶の生産者さんも出展しており、台湾のお茶の試飲などいろいろさせていただきました。茶葉とコーヒーチェリー(木の実の種子)という違いがあれど、こうしてお茶のような味わいがコーヒーでするというのは不思議な気もします。茶葉についてももっと見識を深めれば、こうした珈琲を飲む機会がある時に気付けることも増えるのでは、と思うと、緑茶や紅茶などについても、深掘りしてみたくなります。カタコトの英語で生産者さんからプレゼンしてもらいお茶を試飲でき、彼らの熱意をもっと感じてみたくもなりました。

台湾自体は、国内便よりも安く行きやすいこともあるので、タイミングさえ合えば一度行ってみたいところですね。こちらは来年、台湾で開催されるランタンフェスティバルの、なんでしょう?招待券か何かでしょうか?私個人は時期的にも予算的にもこの時期に台湾に渡るのは無理なのですが、もし、来年、ランタンフェスティバルに行かれるなんて方がいらっしゃいましたら、こちらは差し上げます。台湾へ行く予定がないという方でも、素敵な写真なので、もし欲しい方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。(燦月ノ水では、残念ながら台湾珈琲を扱う予定はありませんが、、、当ショップで珈琲豆ご購入の方には同封することも可能です。)